我らが「奈良クラブ」も、2ndステージ開幕からホーム3連戦と、1st-Sの覇者V八戸とのアウェーを終え、無敗で第5節のホームを迎えた。
H27,6,28 vs ファジアーノ岡山ネクスト戦(鴻ノ池)
2nd-Sになって、鴻ノ池のピッチもそれらしく色付いてきた!!(笑)
かなりディフェンシブな進め方で、速攻を狙うようなスタイルになったと思う。
出場停止とケガ人により、布陣は厳しいところも隠せなかった。
守備の要であるリーグ随一のスピードを誇るDF2三浦を欠き、最終ラインの不安定さは隠せない。
このところの代役としてDF6橋垣内が起用されている。
スピードとカバーリングでは2三浦。空中戦とフィジカルでは6橋垣内。
センターバックとしてどちらが相応しいのかは解らない。
そのDF陣に13馬場キャプテンも加わり、中盤は28谷口が定着した。
以前も書いたが、13馬場の最終ラインでの起用は、個人的にはもったいないような気がする。
そして・・・・本日の第5節。
とうとうホーム鴻ノ池の「不敗神話」が崩壊してしまった・・・・
相手は、現在最下位で、2nd-Sでまだ勝利の無かった「流経大ドラゴンズ龍ヶ崎」。
崩れた神話はこれだけではない。
「夏に強い!!」はずの奈良クラブが、学生に走り負けたのは誰の目にも明らかだった。
まぁ、15シュナイダーや32岡山からすると、半分ぐらいの年齢の相手ですから無理もないか・・・
2nd-Sに入ってからの布陣、それから本日の試合を見ても思った。
スタメン、途中起用も含め、元々ディフェンス(守備)を得意とするプレーヤーが大半じゃないか??
今日の試合でも、あれだけ相手の最終ラインにボールを持たせて、回されて、走らされたら、走り負けても当然だと思う。逆に、奈良クラブがあのような試合展開をしなければならなかった。
「競れない攻撃陣」
相手の体格がそれほど優れていた訳ではないが、空中戦、フィジカル、ことごとく負けていた。
かといって、裏に抜けるスピードが抜群な訳でもない。
40野本、5吉田等、幾ら多彩なクロスボールを入れられる選手がいても、残念ながら中央でポイントになる選手がいないのが現実。
また、FW起用の3名。いずれも生粋のストライカータイプではない。10鶴見もほぼ中盤選手。
本来、22林40野本の「的」になるべきポジションのCFであるが、1列下がってボールを受ける場面が目立った。
「ドン引きの守備陣」
やはり、元々守備を得意とする選手が揃っている事が原因なのか??
自分たちのペースを掴めない時間帯は、「とりあえずラインを下げる」といったような感じ。
ベッタリとほぼ全員が最終ラインに近い位置で並んで下がる。相手は回し放題。
今日のゲームでも、唯一、27志水だけが相手の芽を摘むような前向きな(攻撃的な)、「攻める守備」を展開していた。
「繋げない中盤」
今日のゲームで、中盤でいいリズムでボールが回った機会があったか??
どこか、バランスとリズムが崩れている。どこかは解らない・・・
ゲームメイクをする役割のプレーヤーが存在しないのではないか??
相手のバイタルエリアでのこぼれ球、自陣のクリアボール、一切拾えず、回されて、走らされて・・・
が、印象だった。
数回、40野本の逆へのロングボールを見た程度で、28谷口、27志水のボランチあたりがボールを持っても、前線への有効なパスを供給できなかった。彼らの技術が低いのではない。出すところが無かったのだ。だから、単調に前線に放り込む・・・という結末になり、跳ね返される。こぼれを拾われるといった、苦しい展開が続く。
クサビを誰に当てるか!! それを誰が受けるか!! それをどこへ展開するか!!
基本ですね。
優れたパサーはたくさんいます。現時点では、その受け側が寂しいところ。それが得点力不足の要因であると思う。
前線に、速さ、強さの欲しいところだ。
また、それぞれの選手に得意なポジションがある。今のように、全体的に守備を得意とする選手が大半を占めていると、試合終盤になると、どうしても意識的に自分の持ち場へ戻ってしまうのは仕方のない話である。
試合前では布陣について頭の中で整理できていても、体力の消耗、疲労、焦りに比例して、どうしてもいつもの「自分」になってしまうものだ。
本日の結果。0-1での敗戦。年間4位を狙う上で、現最下位チーム相手にホームでの負けは、非常に痛い黒星である。
次節は良きライバルFC大阪との一戦。
アウェーではあるものの、「キンチョウスタジアムもだいたい奈良!!」ってことで、調子を崩している相手だけに絶対に勝利したい。
昨年の夏は、FC大阪に6点取って、当時の関西リーグ1部の首位を奪還し、そのままリーグ制覇を成し遂げた。
あの時のように、相手を走らせるパスサッカーで中盤を制圧したい。前線に特段の早くて高い選手が居なくても、昨年は6点取ったのだから!!
そしてリズムを取り戻し、年間4位を狙う。
今節が終わっての年間順位を見ても、ソニー仙台とV八戸の優位は変わらない。安定したこの2チームが大連敗することも考えにくい。
冷静に現実的に見て、HondaFCと鹿児島ユナイテッドに照準を合わす必要がある。
今季のこの2チームとの対戦は、いずれもホームゲームとなる。
直接対決を制し、下位への取りこぼしもせず、必ず年間4位を確保したい!!
が、V八戸も同じ悩みだとおもうが、その他のJ3昇格条件が整っているのかどうか・・・・・
#奈良クラブ #naraclub
<追伸>
もし、この投稿を奈良クラブの首脳陣・選手・関係者の方がご覧になられても、何卒、気を悪くなさらないで下さい。
決して、チーム戦術を批判したり、選手を誹謗・中傷をする目的ではありません。
素人の身勝手な発言・・・ 程度に捉えてください・・・・