2015年7月20日月曜日

JFL2015 2nd-S 第5節「不敗神話」崩壊

2015年のJFLも2ndシーズンに突入した。
我らが「奈良クラブ」も、2ndステージ開幕からホーム3連戦と、1st-Sの覇者V八戸とのアウェーを終え、無敗で第5節のホームを迎えた。

H27,6,28 vs ファジアーノ岡山ネクスト戦(鴻ノ池)

2nd-Sになって、鴻ノ池のピッチもそれらしく色付いてきた!!(笑)

ピッチコンディションは良くなったが、選手のコンディションには疑問符がつく。これまでの2ndステージの戦いぶりを振り返ると、ベンチ入りメンバーも変わったが、戦術も少し変わったようだ。
かなりディフェンシブな進め方で、速攻を狙うようなスタイルになったと思う。
出場停止とケガ人により、布陣は厳しいところも隠せなかった。

守備の要であるリーグ随一のスピードを誇るDF2三浦を欠き、最終ラインの不安定さは隠せない。
このところの代役としてDF6橋垣内が起用されている。
スピードとカバーリングでは2三浦。空中戦とフィジカルでは6橋垣内。
センターバックとしてどちらが相応しいのかは解らない。

そのDF陣に13馬場キャプテンも加わり、中盤は28谷口が定着した。
以前も書いたが、13馬場の最終ラインでの起用は、個人的にはもったいないような気がする。

そして・・・・本日の第5節。

とうとうホーム鴻ノ池の「不敗神話」が崩壊してしまった・・・・

相手は、現在最下位で、2nd-Sでまだ勝利の無かった「流経大ドラゴンズ龍ヶ崎」。

崩れた神話はこれだけではない。
「夏に強い!!」はずの奈良クラブが、学生に走り負けたのは誰の目にも明らかだった。
まぁ、15シュナイダーや32岡山からすると、半分ぐらいの年齢の相手ですから無理もないか・・・

2nd-Sに入ってからの布陣、それから本日の試合を見ても思った。
スタメン、途中起用も含め、元々ディフェンス(守備)を得意とするプレーヤーが大半じゃないか??
今日の試合でも、あれだけ相手の最終ラインにボールを持たせて、回されて、走らされたら、走り負けても当然だと思う。逆に、奈良クラブがあのような試合展開をしなければならなかった。

「競れない攻撃陣」
相手の体格がそれほど優れていた訳ではないが、空中戦、フィジカル、ことごとく負けていた。
かといって、裏に抜けるスピードが抜群な訳でもない。
40野本、5吉田等、幾ら多彩なクロスボールを入れられる選手がいても、残念ながら中央でポイントになる選手がいないのが現実。
また、FW起用の3名。いずれも生粋のストライカータイプではない。10鶴見もほぼ中盤選手。
本来、22林40野本の「的」になるべきポジションのCFであるが、1列下がってボールを受ける場面が目立った。

「ドン引きの守備陣」
やはり、元々守備を得意とする選手が揃っている事が原因なのか??
自分たちのペースを掴めない時間帯は、「とりあえずラインを下げる」といったような感じ。
ベッタリとほぼ全員が最終ラインに近い位置で並んで下がる。相手は回し放題。
今日のゲームでも、唯一、27志水だけが相手の芽を摘むような前向きな(攻撃的な)、「攻める守備」を展開していた。

「繋げない中盤」
今日のゲームで、中盤でいいリズムでボールが回った機会があったか??
どこか、バランスとリズムが崩れている。どこかは解らない・・・
ゲームメイクをする役割のプレーヤーが存在しないのではないか??
相手のバイタルエリアでのこぼれ球、自陣のクリアボール、一切拾えず、回されて、走らされて・・・
が、印象だった。
数回、40野本の逆へのロングボールを見た程度で、28谷口、27志水のボランチあたりがボールを持っても、前線への有効なパスを供給できなかった。彼らの技術が低いのではない。出すところが無かったのだ。だから、単調に前線に放り込む・・・という結末になり、跳ね返される。こぼれを拾われるといった、苦しい展開が続く。
クサビを誰に当てるか!! それを誰が受けるか!! それをどこへ展開するか!!
基本ですね。

優れたパサーはたくさんいます。現時点では、その受け側が寂しいところ。それが得点力不足の要因であると思う。
前線に、速さ、強さの欲しいところだ。

また、それぞれの選手に得意なポジションがある。今のように、全体的に守備を得意とする選手が大半を占めていると、試合終盤になると、どうしても意識的に自分の持ち場へ戻ってしまうのは仕方のない話である。
試合前では布陣について頭の中で整理できていても、体力の消耗、疲労、焦りに比例して、どうしてもいつもの「自分」になってしまうものだ。

本日の結果。0-1での敗戦。年間4位を狙う上で、現最下位チーム相手にホームでの負けは、非常に痛い黒星である。

次節は良きライバルFC大阪との一戦。
アウェーではあるものの、「キンチョウスタジアムもだいたい奈良!!」ってことで、調子を崩している相手だけに絶対に勝利したい。
昨年の夏は、FC大阪に6点取って、当時の関西リーグ1部の首位を奪還し、そのままリーグ制覇を成し遂げた。
あの時のように、相手を走らせるパスサッカーで中盤を制圧したい。前線に特段の早くて高い選手が居なくても、昨年は6点取ったのだから!!

そしてリズムを取り戻し、年間4位を狙う。
今節が終わっての年間順位を見ても、ソニー仙台とV八戸の優位は変わらない。安定したこの2チームが大連敗することも考えにくい。
冷静に現実的に見て、HondaFCと鹿児島ユナイテッドに照準を合わす必要がある。
今季のこの2チームとの対戦は、いずれもホームゲームとなる。
直接対決を制し、下位への取りこぼしもせず、必ず年間4位を確保したい!!

が、V八戸も同じ悩みだとおもうが、その他のJ3昇格条件が整っているのかどうか・・・・・

#奈良クラブ #naraclub


<追伸>
もし、この投稿を奈良クラブの首脳陣・選手・関係者の方がご覧になられても、何卒、気を悪くなさらないで下さい。
決して、チーム戦術を批判したり、選手を誹謗・中傷をする目的ではありません。
素人の身勝手な発言・・・ 程度に捉えてください・・・・



2015年5月25日月曜日

「核」 ゲームを組み立てる人の行方 #奈良クラブ

平成27年5月24日(日)JFL第13節。雨の予報だったが、朝からも雨は降らずサッカー観戦日和となった。
その天候が恵まれたこともあり、2,000人には僅か届かなかったものの、過去最高の集客数を記録した。

















ヴェルスパ大分を鴻ノ池に迎えて、さて、肝心の試合は・・・ 
2-1にて6試合ぶりの勝利で、久しぶりの奈良劇場も見ることができた。
1stステージの優勝は無くなったものの、年間4位以内を目標として、残り2節も白星で終え、少しでも上の順位で後期に折り返したいところ。

そこで、素人が勝手気ままに残り2節を占ってみることにする。

[JFL第13節]
無敗を誇っていたソニー仙台にHondaが土を付けた。ここに来てソニーは痛い。
しかし、もっと痛かったのは栃木に引き分けた「八戸」。相手が下位に低迷しているだけに、キッチリ勝ってソニーに並んで同率首位に立ちたかったところ。

ソニーは次節に「FC大阪」と対戦する。正に首位決戦!! この試合を制したものが、1stステージ優勝へ近づくことは誰の目にも明らかである。
しかし、両チームとも最終節の相手が難敵である。
FC大阪は、初陣で奈良クラブを破った現在5位につける「鹿児島」。
そして、ソニー仙台は我らが「奈良クラブ」が橿原へ迎える。

その他、14節では「鹿児島」vs「Honda」の一戦もあり、終盤にきて上位陣同士が直接対決をするという、誰にも予想ができず、最後の最後まで昇格1年生組の「奈良クラブ」と「FC大阪」が1stステージを面白くしてくれる。


さてさて、もっと身勝手に今節の奈良クラブを振り返ってみる。多分、試合を目の当たりにされた方は、同じ想いの方もおられることだと思うが・・・

・後半、足が止まったなぁ・・・ 
 (いや。相手が活気付いたのか??)
・40野本のクロスの弾道が低くて正確だった!!
・13馬場の最終ラインでの起用はもったいないなぁ・・・

色々と考える中、私が最も注目したのは「両サイドのウイングバック」の起用だ。
今節の先発では、左サイドが前に5吉田と後ろに22林。右が前に20稲森と後ろに40野本。
これが悪い訳ではない。
ただ、重なっていた部分が多かったように思う。
5吉田が、22林の駆け上がるスペースを。20稲森が40野本の定位置を。
お互いに、良く似たポジションを得意とするため、その良さを消し合っていた場面が幾度となくあったように思うのは私だけか。

今節の布陣では、このように両サイドに張る選手が多かったので、中盤の真ん中が空いた。
大分は最終ラインで小刻みなボールを回すことが多く、それほど大きな影響はなかったが、ガツガツ来る相手なら、中盤を制圧され走らされていただろう。

奈良クラブの中盤は、10鶴見が2列目に下がってクサビのボールを受ける。28谷口がサイドで手詰まりになったボールを中盤の底で受けていた。だけだった・・・

ゲームを組み立てる「ゲームメーカー」が不在だったように思う。不在というより、不明瞭??、特定されていない・・・といった方が正しい表現なのか??
10鶴見もFW登録ではあるものの、生粋のストライカータイプではない。

だから・・・ そこが難しい。7小野、23堤など10鶴見以外にも候補者が存在するが、やはり攻撃の時に「核」となる存在が必要なのではないだろうか??


奈良クラブの最終節の相手が現在首位の「ソニー仙台」で、しかも18時からの最後のゲームで、他の上位チームから注目されること。

優勝は逃しても、最後の最後まで「奈良クラブ」がJFLの1stステージを熱くしてくれることは間違いないのである。

そして残り2節も、私は奈良クラブを応援し続ける・・・

#奈良クラブ #naraclub #JFL

2015年5月11日月曜日

奈良県の実力&奈良クラブの実力

5月10日(日)、奈良クラブの久々のホームゲームは橿原陸上競技場。少し風があったものの天候は快晴でスポーツ日和。高校野球や高校総体で橿原公全域が混雑していた。

過去最高の集客の中で、JFL第11節「ヴァンラーレ八戸」との一戦。
対戦相手の八戸は、前節でFC大阪を下した相手で、現時点の順位でも奈良クラブより上位に位置づけている。

そのような心配の中、序盤からゲームは奈良クラブが押し気味に進めた。
正式なデータは解らないが、ポゼッションでも奈良クラブが優位であったと思う。
予想に反して?? 八戸は、ガツガツと押して来るような相手ではなかった。

「あれ?? 予想と違ったな。本当にFC大阪が2-0の完封で負けたのか??」

前半は風下であったものの、奈良クラブは敵陣でのプレーを続け、先制点が入るのも時間の問題か・・・と思いながら観戦していた。

そのままスコアレスで前半が終了。
自分なりにハーフタイムに前半を振り返り、分析し、そして気付いた!!

奈良クラブが「押せ押せ」で支配しているように見えるものの、これはヴァンラーレ八戸ペースだ!!

スタッツを見ても解るように、シュート数は全くの互角。押しているつもりだった前半は、奈良クラブの方がシュート数は少ないのだ。
奈良クラブが攻め込んではいるものの、八戸の最終ラインはフィニッシュをさせない。

イタリアのナショナルチームのような、これがヴァンラーレのサッカーなんだ!!

八戸はまさに「試合巧者」だと言えるのではないだろうか。
地方のチームであり、選手もそれほど体格に恵まれた訳でもなく、スタープレーヤーも存在しない。
しかし、第11節を終わって3位につけ、敗戦は1試合のみ。
1位ソニー仙台と2位FC大阪がいるものの、1stステージの残り試合の対戦相手を見ると、ヴァンラーレが最も1stステージの優勝に向けて優位なのかもしれない。


今節はホームで0-1で負けてしまった奈良クラブ。
しかし、単に悔やんでいるだけでなく、このヴァンラーレ八戸戦から何かを学ばなければならないのではないだろうか。

試合後のSNSなんかを見ても・・・・
「苦しい時期を乗り越えよう!!」
「次節は勝利を!!」

今回の結果の差は、どこにあったのか??
敗因はなんだったのか??

90分間、自分たちのサッカーをやり遂げた八戸に軍配が上がった。

自分たちのサッカー(試合運び)について、選手全員が同じビジョンを持ち、その集中力を90分間持続することができたのだ。
持ち前の「堅守」。そして数少ない決定機をモノにする。

このような「チーム戦術」の差と、個々の役割意識の高さが今回の結果となったような気がする。


今節の奈良クラブの攻撃も、以前のブログで書いたような単調なものだった。
八戸の中盤のプレスがそれほど厳しくなかったので、敵陣まではスムーズにボールを持ち込めるものの、サイドの深い位置から40野本・2三浦・3伊澤からロングクロスを放り込む。
それを、堅守を誇る八戸の最終ラインが簡単に跳ね返す。

短いパスでの中央突破は見られなかった。
ゴールライン際まで詰め込んでからの早いクロスも少なかった。
いや、これは八戸のDF陣がさせなかったのだろう。

試合途中でメンバー交代をした。
8林、32岡山、5吉田。

32岡山が入る前の序盤から、ある意味単調なパワープレー気味だった。
クロスボールのターゲットが32岡山に変わっただけだった。

8林は前線の右サイドに配置。これも、いつもとは逆サイド??
5吉田が入ってからは、先発から出ていた22林とポジションが重なる場面も・・・

チームの台所事情もあるのだと思う。
しかし、それはどこのチームにも多少はあるはず。
選手個々の能力は持っていると思うので、攻撃のシステム、チームとしての戦術、役割をもう一度立て直さないと、同じような「消化不良」のゲームが続くのではないだろうか??

今節の八戸戦。チームとして遣るべきこと、そしてその中で個々の役割が終始ブレずにモチベーションも維持できたこと。その部分の違いが、試合結果に現われたのだと推察する。

そして・・・ JFLの公式記録を見てみよう。

ピッチの状態は「不良」

JFLに公式に認められました。(笑)
ピッチ中央には、陸上競技のハンマー投げか砲丸投げの穴ボコだらけ・・・
風が吹けば、土ぼこりが宙を舞う・・・

試合中の両チームの選手を見ていても、トラップミスやパスミスが目立った。
これは、選手の能力が低いという理由ではない。
確実にグラウンダーのボールはバウンドしていた。


SNSが発展したことに伴い、選手とファンやサポーターとの距離が近くなった。
昔はスタンドから「ヤジ」を飛ばされるだけたり、試合後に囲まれたりだったが、最近ではネット上で騒がれてしまう。
好調の時は問題ないのだと思うが、今のような時期は選手もスタッフもSNSのチェックが辛い時もあるだろう。
また、それがプレッシャーになることもあるだろう。

騒がれるということは、それだけ注目されるステージに立っているということ。
もっともっと上のステージに立てば、益々過剰になるだろう。


試合終了後、選手の皆さんはメインスタンド前でサポーターに挨拶をした。
その後、キャプテンの13馬場はその場に座り込み、32岡山もしばらくその場に立ち尽くした。
印象的な光景であった。ファン以上に辛い時間だったと思う・・・


現時点でのリーグの上位陣が、残りの試合を全敗することも考えられないので、前期優勝は厳しい星取表となってきた。
しかし、4位以内を目標として、仕切りなおしてもらいたい。

もう一度、奈良クラブの戦術、攻撃システムを見直して、早いパス回しからのポゼッションサッカー
、ワイド攻撃からの低い高速クロスで魅了してほしい。
それには、チームが同じビジョンをもち、各選手が冷静に役割を意識することだ!!
チームとしての組織力が向上し、チームがますます進化していくことを祈っている!!

そして私は、これからも益々「奈良クラブ」を応援する・・・

2015年5月5日火曜日

奈良県サッカーのスタジアム事情 #奈良クラブ

昨年の天皇杯。
当時、関西リーグ1部の奈良クラブが、J1のベガルタ仙台にジャイアント・キリングを起こしたことは記憶に新しい。
戦ったスタジアムは、ベガルタのホーム「ユアスタ」だった。さすがにJ1のゲームを開催するだけあって、とてもいい試合会場だった。

ベガルタ仙台に勝利し、次はJ2のジュビロ磐田戦。
試合会場はヤマハスタジアムだった。しかし、本来ならホームで対戦するはずだった。
正式な発表はされていなかったが、奈良県内で会場が確保できなかったから、仕方なく敵地での対戦となった。(らしい・・・)
だから、敵地ながらホーム側で開催したという珍事。

今シーズンの奈良クラブはJFLへ昇格し、全国各地から対戦相手を奈良県にお招きしている。
メインとなる試合会場は、鴻ノ池陸上競技場(奈良市)と橿原公苑陸上競技場(橿原市)。

この2箇所の・・・いや、2つしかない試合会場の問題点とは・・・・

両方とも「陸上競技場」なので、当然ながらピッチの周囲には陸上トラックがあり、観客席からピッチまで距離がある。
その観客席は、メインスタンドのみ。バックスタンドは座席がない。(バックスタンドがない??)
そのメインスタンドも、屋根があるのは僅かな面積のみ。雨天での観戦は、関係者やスポンサーなど、一部の方々しか雨具なしでは観戦できない。

オーロラビジョン(電光掲示板)のような設備もない。チームや選手紹介も、ゴールシーンを振り返ることもできない。

また、駐車場が狭小すぎる。特に、鴻ノ池は駅からもそこそこ遠いのに・・・

細かいところを見ればまだまだ問題が山積みであるが、このスタジアム問題に関しては、奈良クラブの中村監督も苦言を呈した。
それは、平成27年3月29日のホーム橿原での vs FC大阪戦の試合終了後だった。

H27,3,29  vs FC大阪


雨天ではあったものの、見事に茶色のピッチ。
芝が茶色なだけでなく、土が露出しいるところが大半で、ボールは真っ直ぐ転がらない。

このレベルの試合会場(ピッチ状態)として妥当なのか??

選手がスライディングをして、パンツやストッキングに芝の色が付着して緑色になることはあっても、土でドロドロの状態でいいのか?? 小中学生の大会並みか??

H27,4,12 vs FCマルヤス岡崎

先日に名古屋市港で行われた会場は、愛知県では何番目のスタジアムだろう。
奈良クラブのチームフロントの方は、「少し粘り気がある芝だ。」と言っていたものの、スタンドから見ている限りは、一面のグリーン。
陸上トラックもなく、非常に見やすいスタジアムだった。


H27,4,29 vs ファジアーノ岡山ネクスト

ファジアーノ岡山の本拠地Cスタ。広い、きれいが印象。さすがJリーグを開催するスタジアム。

今年は、初めて「JFLの聖地」と言われている、都田へも行ってきた。
施設やスタンドには時代を感じたものの、ピッチの芝はふかふか!! まさに絨毯のようだった。

他チームのどの会場を見ても、ため息が出るばかり・・・
奈良県のスタジアムは情けない・・・
恥ずかしい・・・
対戦相手に失礼なのではないか・・・

新幹線の駅も空港もなく、移動にも苦労をかける中、スタジアムも最低レベル。

対戦相手 = 客人

「お・も・て・な・し」 できているのか?? 奈良県は!!


最近の奈良は、外国人観光客でいっぱい。案内標識も多国語で表示したり、主要な観光地周辺に無料Wi-fiを整備したり。
しかし、奈良クラブも集客には貢献している。
1年間に15回は、青森から鹿児島までの対戦相手の選手・スタッフ、サポーターを奈良に呼び寄せてくれる。その数は10人や20人ではないはず。

その経済効果を見てみると、行政ももう少し重い腰を上げてみてもいいのではないか??

しかし、その行政が問題を含んでいる。(ような気がする・・・)

鴻ノ池は奈良市立、橿原陸上は奈良県立。
ということは、奈良市長と奈良県知事が管理上の最高責任者といっても過言ではない。
スポーツの世界とは無縁なはずの、複雑な問題が奈良県のサッカー、いや奈良県のスポーツの振興と発展に影響を及ぼしているのではないだろうか??


同胞とも言えるプロバスケットボールチームの「バンビシャス奈良」。
こちらも専用アリーナがない状態。

先々には、奈良にも「リニアモーターカー」の駅ができる。(はず・・・)

奈良ドリームランド跡地の有効利用の問題もある・・・

ん!? 一石三鳥で、これらの問題を解決してみてはどうだろう。
ドリームランド跡地にリニアの駅を建設。
そして、その駅からは、サッカースタジアムとバスケのアリーナへ直結。

もしも・・・もしも・・・・
奈良クラブが今季のJFLで年間4位以内に食い込んだとしよう。
ホームゲームの集客が平均2000人を超えたとしよう。

スタジアムの建設は、1週間や10日では不可能です。

国際A級マッチの開催もできるような、
フットボール専用スタジアムの早期完成に期待!!

#奈良クラブ #naraclub #jfl

2015年5月4日月曜日

JFL第10節を終えて・・・ #奈良クラブ

今シーズからJFLに参戦している、我が奈良県の誇り「奈良クラブ」。

第10節を終えたところで、5勝1敗4分と勝ち星が先行しているものの、現在の順位は7位
特に直近の3戦は少し消化不良のようなゲームが続いている。
昇格組の1年生としてはまずまずの結果であるが、更に上のカテゴリーを狙うチームとしては、常にもう少し上位に位置付けたいところだ。

この連休ではアウェーが3戦続き、全て引き分けという結果で終わった。
この3戦の対戦相手が、MIOびわこ滋賀(1-1)、ファジアーノ岡山N(0-0)、ホンダロック(2-2)と、JFLの先輩ではあるものの、現時点では負けが先行して下位に低迷している相手ばかりだ。

まず、この試合日程。アウェーが3戦も続く。その上、連休期間中とあって、試合の間隔が3,4日で、滋賀~岡山~宮崎の移動日も含まれている。

「この日程は少し不公平では??」

と、感じるのは私だけか?? せめて、試合の間隔が1週間あるのなら・・・

ここで少し、身勝手な観点から振り返ってみたいと思う。

4月に入ってから、龍経大ドラゴンズ、FCマルヤス、栃木ウーヴァに勝利したものの、当時は勝ちのなかった3チームに「辛勝」という結果だった。大量得点で勝てなかったが、勝点3をゲットできたことは喜ばなければならない。

その辺りから少しバランスが崩れ、アウェー3連戦へ突入する・・・

◆4月25日(土) MIOびわこ戦
 強風の中で行われたが、ピッチコンディションはまずまず。
 先制されたが、何とか追いついてドローに持ち込んだという結果だった。

◆4月29日(祝) ファジアーノ岡山ネクスト戦
 終始ゲームを支配するものの、放ったシュートは相手の12人目に阻まれた。
 ことごとくゴールポストとバーに嫌われたのだ。


(13馬場選手のFKがポストに阻まれたシーン)

 結果は、0-0のスコアレスドロー。
 えっ!? シーズンの序盤、作シーズンのJFLを制した「SP京都」や「Honda」に勝利したはず!!
 なのに、なぜ今季最下位のチームにスコアレスなんだ??

◆5月3日(日) ホンダロックSC戦

 またもや雨天でのゲーム。(今季は本当に雨のゲームが多い)
 退場者を出し、数的不利ながらも常にゲームをリードした。
 しか~し、後半ATで同点ゴールを許して2-2のドロー。

さてさて、これらの状況を踏まえて、どのように感じるか。
不利なアウェー3連戦を「負けなかった」と評価するのか、「下位チームから勝ち点を取れなかった」と悔やむのか・・・

作シーズンの関西1部リーグから地域決勝を勝ち抜いた頃と比べて、無責任で身勝手な分析をして、ランダムに書き留めてみた。

まずは攻撃面。

チームの中心選手、13馬場選手がキャプテンになり、それが負担になっているのか少し元気がないというか、生き生きとしたハツラツ感が少なくなった気がする。
直接FK、空中戦の強さなど、元々の実力はリーグのレベル以上のものを持っているはずなので、最も期待している選手。

高速クロスが売りの40野本選手。最近のクロスは大きく曲がるが、滞空時間が長くなったか??
奈良クラブには、トップに空中戦の強い選手がいない。
昨シーズンから今シーズンにかけても、敵陣ゴール前の空中戦で勝負ができるのは、13馬場と32岡山のみ。
相手GKと最終ラインの間に、弾道の低い、ヘディングをするのが嫌になるほどの高速クロスの復活に期待したい。

最近のゲームを見ていると、チーム戦術に戸惑いがあるように見える。
絶対的なスーパーエースが存在するチームでもなく、強いフィジカルで「ガツガツ」と行くチームでもない。
選手は全体的に小柄ながらも、早いパス回しからの展開、スペースを大きく使ってのサイドからの攻撃。そして運動量で圧倒するゲーム運びだったように思う。

それが、最近は中盤で球離れが遅くなり、タッチ数の少ない早いパス回しが余り見られず、パスを出す味方が見当たらず後ろへ下げる。
最終ラインから単調にロングボールで裏を狙うような攻撃が目立つ。
そして、空中戦に勝てず相手に弾き返され、ルーズボールを拾われてカウンターを食らう・・・

中盤で数的有利な状況を随所にを作り、ワンタッチ・ツータッチでパスをつなぐ。
縦にクサビを入れて、また逆への早い展開で相手を走らせる。
前線の選手がフィジカルに強くないので、早いパスサッカーで相手守備陣を崩してしてきたのでは??

左右からのワイド攻撃だけだとワンパターンなので、相手も守りやすい。昨節のホンダロック戦はその象徴だった。ホンダロックのDFラインは空中戦にも強く、ことごとく跳ね返されていた。
9瀬里・10鶴見が、中央で短いパスから裏へ抜けるプレーも交えると、またクロスボールも生きてくると思う。
そのキラーパスを出すのは、7小野になるのか??

ワイド攻撃と中央突破の併用で、相手DFをドン引きさせたら、また13馬場、40野本、20稲森のミドルシュートも一層生きてくることになる。

ゴール前で、裏へ抜ける速さ、高さ、強さを持った選手。
狭いバイタルエリアで、キラーパスを供給できる選手。
ルイス・スアレス役と、ジダン役が必要だ。


次に守備面。
中央の2人は奈良クラブの鉄板。2三浦のスピードはリーグでも最高ランクで、カバーリングは数々のピンチを救った。
3伊澤は最多出場時間を誇り、高さにも強い。
27志水と13馬場のボランチは、随所で数的有利な場面を作る。27志水は小柄で目立つタイプの選手ではないが、常に献身的で攻撃的な守備で相手の攻撃の芽を摘む。
13馬場は、相手GKや最終ラインからのフィードボールの大半を、得意のヘッドで跳ね返す。
今シーズンに加入した22林の運動量はチーム随一で、左サイドを攪乱する。

しかしながら、少しフィジカルの強い相手や、相手攻撃が連続して圧倒される場面では、中盤から下の選手はベタ引きに一直線に並んでしまっている。
前線と間延びしたボジションになり、相手攻撃陣の2列目にこぼれたボールを拾えず、厳しい時間帯が続く・・・といった悪循環に陥ってしまう。

このあたりの、攻め込まれた時のボジョニングのバランスだけが課題か??

前掲したように、攻撃時に最終ラインからのロングフィード。これは出さざるを得ないのだ。
前線の選手も、全員が一斉に長いボールで裏を取ろうと並んでしまう兆候があり、中盤に当てる選手、ゲームメーカーが不在なのではないだろうか??

裏を狙う選手、裏を取る選手、中盤で作る選手。
オールラウンドな選手は望ましいところだが、基本的な役割分担は整理しておきたいところ。


まとめ。

第10節を終え、良くも悪くもない成績。残りは5節。トップとの勝ち点差は5。
1stシーズンも中盤を迎え、ケガ人や出場停止も出て厳しいところ。
チームのエースである9瀬里が不調、13馬場や6橋垣内をトップに起用したり、チーム事情も大変なことは伺える。
このドロー3戦、膠着状態を変える起爆剤役の32岡山も、MIOびわこ戦、ファジアーノ岡山N戦に出場するも、状況を変えられなかった。
昨節のホンダロック戦では、守備固めの為に6橋垣内を投入するも、ATに失点してしまった。

やるせ無さやフラストレーションが溜まるのは、観客やサポーターよりも、選手自身やチームフロントの皆さんだと推察します。

どのチームも、どんなスポーツでも、シーズン通じて全て好調なことはない。
ここが踏ん張りどころ!!

1stシーズン残り5試合、全て勝利し、上位に食い込む。そして年間4位以内を目指す!!

少し厳しい事も書きましたが、私は紛れもない「奈良クラブ」ファンであることを申し添えます。


#奈良クラブ #naraclub #JFL


[追伸]
 しかし、他の会場は素晴らしい。
 鴻池と橿原陸上。情けないと痛感・・・・